tcd
Q1 デフは何のために付いているのですか?

A1 簡単に言いますと、内外輪の差を、補正するためです。
下記のようなメリットとデメリットがあります。
【メリット】
デフのおかげで、低中速時に車がスムーズに曲がります。
【デメリット】
横風やわだち、水たまりなどで、左右のタイヤの加重が変化すると、ハンドリングが非常に不安定になり、ハンドルが取られたりします。
スポーツ走行にも影響があります、コーナーでの、横Gによるインリフト(内側のタイヤが浮く現象)などで左右のタイヤの加重が変化すると、抵抗のない内側タイヤにだけ駆動力が伝わり、外側のタイヤには駆動力が伝わらず、失速状態になって前に進む力が失われてしまいます。

Q2 LSDとは何ですか?

A2 前記のデフのデメリットをカバーするためにできたのが「LSD」です。
LSDとはリミテッド・スリップ・デフの略で、左右輪のトルクバランスが崩れると、機械的にデフをロック状態にして、両輪に等分のトルクを伝達する装置です。
それにより、上記のデフのデメリットである、ハンドルのとられ、コーナーでの失速状態を無くします。

Q3 LSDとTCDはどう違うのですか?

A3 
通常、市販車に標準及びオプションで搭載されるLSDは、ロック率を下げる事によってコントロールしやすく、そして異音等がしないように設定されています。しかし、それではエンジンのトルクを100%タイヤに伝達されていることにはなりません。
スポーツ走行を目的とした、一般的な後付LSDは、ロック率を上げるように設定されているので、デフロック時の衝撃が大きく、異音が発生しやすくなっているのが現状です。
しかしTCDはこの相反する条件をクリアしました。
ロック率を100%にすることにより、エンジンが発生したトルクを余さずタイヤに伝えることができ、その上デフロック時以外は、ディスク表面にオイルが常に保持されるため、デフロック時の衝撃が非常に少なく、異音等は発生いたしません。

Q4 TCDは、スーパーロックLSDと機構上どこが違うのですか?

A4 
TCDは、静粛性を向上させ、デフロックをよりなめらかに行うために、新たにスーパーロックLSDに「オイル循環システム」(特許出願中)を採用しています。
オイル循環システムにより、圧送されたオイルが、デフロック直前までディスク間に常に保持されているので、とてもなめらかに100%デフロックの状態になります。
デフロック時には、ディスク間に保持されていたオイルを、いったんオイル通路とオイル穴に保持することにより、デフロック解除時にはスムーズなディファレンシャル機能を発揮します。

Q5 オイルポンプシステムとは何ですか?

A5 TCD技術の項をお読みください

Q6 実際の走行上では、TCDはスーパーロックLSDとはどこが違うのですか?

A6 
スーパーロックLSDも、普段の走行とスポーツ走行を両立するために開発されていますが、それは従来のスポーツLSD(チューニングパーツ)と比べて、静粛性がよいというレベルです。
TCDは、ひとクラス上の電子制御LSD及びブレーキングLSDなどの、最新LSDと同じレベルの静粛性、ロングライフを保ちながら、非常になめらかに、エンジンが発生したトルクをタイヤに効率よく伝えることができます。

Q7 TCDは、メンテナンスフリーって本当ですか?

A7 
基本構造はスーパーロックLSDと同等のため、スーパーロックLSDが記録したノーメンテナンス15万Km(リンク)走行と同じレベルにあります。
性能を維持するためには、次のようなオイル交換をお願いします。

・オイルはOS技研純正OS-250Rを使用してください。
・原則的に、最初の交換では初期摩耗等があるために、オイル交換は走行2000〜3000kmで交換をしてください。
・2回目の交換は、性能を維持するために7000〜8000kmで交換してください。
・3回目以降につきましては、3万kmを目安に交換してください。

注意:ディスク表面に特殊コーティングをおこなっていますので、交換したオイル中に黒い粒子が混ざりますが、デフオイルの性能及びデフの異常ではありません。

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